電車図鑑
海神電車で活躍している、または過去に活躍していた電車の一覧をご紹介します。
一般型車両
12000系
2020年より導入予定の一般型車両。
混雑緩和と居住性の向上を目的に海神電車史上初の拡幅車体を採用し、既存の車両に比べて12cm車体幅が広くなっている。
分割併合を前提としていないことから、通勤型としては初の非貫通型の前面を採用し、前方視界の拡大と乗務員の負担軽減にもつながっている。
外装には前年に新たに制定されたCIで採用されている「トラストブルー」を窓部に、「バーミリオンオレンジ」を側面上部と扉部にあしらい、今までの車両とは異なった塗装イメージを形成している。
8両編成を組み、海津~新浦・三代神宮間の準急・急行・快速急行に用いられる予定である。
8000系
2004年の京町~海津間延伸に伴い導入された、現在の海神電車のイメージリーダーともいえる車両である。
前面デザインは今までのオレンジの帯を巻いたスタイルから一転、イメージの変化と視認性の向上を目的に、上半分全体をオレンジ、下半分を白という斬新なデザインを採用した。
また車内も、車椅子スペースの折りたたみ式座席の採用や、床面高さを1160mmに低下させるなど、バリアフリーの概念が積極的に取り入れられた車両にもなっている。
車体構造には初めて日立製作所の「A-Train」を採用し、車両製作のコストダウンや軽量化、乗務員や保守の負担軽減を図った。
各駅停車から快速急行まで、幅広いシチュエーションで運用される車両であり、見かける機会は多い。
7000系(4ドア車)
支線区に残存していた旧性能電車の置き換えと、サービス向上を目的に1996年から製造された一般型車両。
海神電車としては初となるIGBT-VVVFインバータ制御を主制御装置に用いることによって、騒音の低減と省エネルギー化を図っている。
また、2002年に開業した南城本線にも導入され、同線区の主力車両の一つとして活躍している。
海神電車の全線で見ることができる、数少ない車両の一つである。
7000系(5ドア車)
朝ラッシュ時間帯の混雑緩和を目的に、すでに導入されていた7000系をベースに、側面のドアの枚数を5枚に増やした車両が1997年に合計20両製造された。
ドアの枚数や側面の窓割り以外の機器類などは既存の7000系と共通であり、併結運転も当然可能である。
現在は猿谷温泉~三代神宮間のワンマン列車に主に用いられている。